刺繍の時のヒヨク(裏面、見返し)と刺繍について

作業服には裏地に生地が付いていることが多いです。ヒヨク(比翼)と呼んでいます。(縫製用語では「見返し」「裏ミゴロ」と呼ばれることも多いようですが、ここではヒヨクで統一します)

神戸サヌキでは刺繍の時、このヒヨクをめくって、刺繍にかからないように刺繍することが基本パターンでした。

ただ、最近の商品ではヒヨクを生地に縫い付けるヒヨクドメが付いていることが多くなりました。メーカーによってはほとんどの商品でヒヨクドメが付いているメーカーもあります。

そこで、ヒヨクをめくることができなくなり、刺繍の時「刺繍がヒヨクにかかるパターン」と「刺繍がヒヨクにかからないパターン」が混在します。

どちらか一方に統一できればいいのですが

・商品の仕様、サイズ、製造ロット
・刺繍の長さ
・刺繍スタッフによるばらつき

などがあり、どうしても混在します。あらかじめご了承ください。

なお、ヒヨクドメが無いときも混在します。

 

「刺繍がヒヨクにかかるパターン」

「刺繍がヒヨクにかからないパターン」

 


なお、表側から見た場合は全く今までと同じですのでご安心ください
(2024/5/17 追記)

上記について、5/8から2週間にわたり、個別にお客様にご連絡して、了解していただけるか確認してまいりました。ほとんどのお客様から快くご了承いただきました。(一部のお客様には再度説明してご納得いただきました)なので今後は連絡なくヒヨクにかかる刺繍になりますが、ご了承ください。(2024/5/22 追記)

今回のことに関して、コーコス信岡さんが自社の商品で説明する写真を作成して送ってくださいました。コーコス信岡さんでは見返しと呼んでいます。

カン止めという部分で、縫い付けているそうです。

メーカーによって、呼び名、縫い付け理由などは異なりますが、最近はこのように縫い付ける仕様になっているようです。(2024/5/25 追記)

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