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工場での静電気の発生源とその対策

工場での静電気の発生源とその対策
電子産業では製造工程での静電気による製品不良が問題となります。工場における静電気の発生源は、1)人 2)機械 3)材料 の摩擦や剥離によって発生します。

電子産業では“ものづくり”を行うと静電気による不良が問題となります。それは、電子部品で組み立てたユニットの検査時に不良が判明することが多いからです。不良を起こしたユニットを修理再生するには手間がかかります。ユニットを廃棄するにもコストがかかります。工場における静電気の発生源は、1)人 2)機械 3)材料 の摩擦や剥離によって発生します。

1)人からの静電気の発生

人からの発生は、手を動かすと作業着同士が擦れて静電気を発生させます。作業着だけではなく、その下にきている下着等においても静電気の発生しやすい化学繊維系の物であれば静電気の発生源となります。歩行においては股下の摩擦、手と脇の摩擦、靴下と靴の摩擦、靴と床の摩擦によって静電気が発生します。

静電服テストでの歩行 20歩でも帯電します

2)機械からの静電気の発生

機械における静電気の発生は、例えばベルトコンベアーのゴムとローラーの摩擦や分離及び製品との摩擦。裁断における摩擦。色々な状況での摩擦によって発生源があるかと思います。

3)材料からの静電気の発生

材料における静電気の発生は、積層された材料の移動による摩擦や分離、紙をめくったり、ラッピング材における摩擦等が発生につながります。

工場での静電気による不良を防ぐには

1)人が発生源の静電気対策


  • 1.静電気帯電防止作業服の利用
  • 2.静電気を逃がすリストバンドの利用
  • 3.静電気帯電防止靴の利用
  • 4.静電気帯電防止用の手袋の利用
  • 5.床面を大地とアースする
  • 6.作業者に化繊等の静電気の発生しやすいものではなく、綿等自然素材の発生しづらいものの着用を励行する 
  • 7.工場の空気が乾燥しないよう湿度管理を行う

静電服テストで使用した 導電床 アースしています

2)機械が発生源の静電気対策

  • 1.機械と大地をアースする
  • 2.機械の稼動部分や製品との接触部分において導電性の材料を使用し、機械のアース接続を介して帯電を防止する
  • 3.導電材料を使用できない機械の部分においては、逆静電風を発生する機械を利用
  • 4.駆動部分を代替工程に変更

3)材料が発生源の静電気対策

  • 1.工場内の湿度管理
  • 2.静電風発生装置による逆静電風を材料に当てる

上記のような対策が考えられます。 発生源・対策方法を考慮し、自分の工場に当てはめて不良率を低下させ、コストダウンにつなげましょう。 当社において静電気対策の防止服、静電靴の販売をしております。是非、ご相談ください。

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